意外と難しい小物がベルトです。コーディネートに合わないベルトをすると一気に台無しにします。
どれを買ったらいいか、どうコーディネートしていいか悩みませんか?
カジュアルの場合は、Tシャツやシャツをタックアウト(裾を出す)すると目立たないですが、ジャケパンスタイルが多くなる30代、40代以降はシャツをタックインする機会も増えるので、年齢が上がるほど重要度が増します。
また、体の中心部に来るので目立ちます。
NGなベルト
あくまで脇役なので原則は悪目立ちしないこと。
- バックルが目立つ
- ダメージ加工など変な素材感
- スタッズなど装飾が多い
- ボロボロ
全体的に主張が激しいベルト。こういうのは避けましょう。ドルチェ&ガッバーナです。
金具でサイズ調整可能なアジャスタブルなベルトもオススメしません。バックルに余計な機構が付く分野暮ったいです。
また、ガチャベルト、正式名称はGIベルトもやめましょう。子どもっぽいです。
ベルトの基本のき
革ベルトの色は黒と茶が基本。革靴と色を合わせます。黒い靴には黒いベルト、茶色の靴は茶色のベルトです。靴色に合わせてバーガンディーやネイビーもありです。
ベルトは大抵5つの穴が空いてますが、穴位置が真ん中に来るサイズを選びましょう。
幅はドレスでもカジュアルでも3cm前後が標準的です。太いとカジュアルな印象に。
ドレスベルトとカジュアルベルトの違い
ドレスベルト(スーツやジャケパンに使う)とカジュアルベルトの違いはなんでしょうか?
最近は兼用したり曖昧になってますが、基準を示します。
ドレスベルトはシンプルな革のベルトです。素材はカーフ、コードバン、ブライドルレザーあたりから選びます。カジュアル用に比べると薄くて細めです。
フェザー仕立てという中央部が盛り上がってるのもドレスベルト向きで、シャープな印象があります。一枚革でないベルトはステッチありとなしがありますが、なしのほうがフォーマル度は高いです。ただあまり気にしなくていい部分。
分厚い一枚革でできたベルトはカジュアル向きです。革製でもメッシュベルトもカジュアル向きです。
ベルトの揃え方
いちから揃えるとするなら、まずはスーツやジャケパン兼用で黒のフェザー仕立てで1~2万くらいの価格帯であれば品質は十分なので一本揃えましょう。
スーツを毎日着るなら革を休めるためローテーションしたいので、もうひとつ少し廉価なのでいいので、もう一本革のベルトを持っておきたいところ。茶色の靴を持っているなら茶色のベルトも揃えたいです。
そして、軽装になる春夏やカジュアルなコーディネート用にリボンベルトを買っておきましょう。
剣先が革素材でベルト本体部分がリボン素材のサーシングルベルトがおすすめです。リングベルトより丈夫でカジュアルでもキレイめで印象が良いです。
ユニクロ
予算が少ない場合はベルトは優先度が低いほうなので、3000円ちょっとで買えるユニクロは魅力的です。革専用メーカーに比べると劣りますが、数年前より革質が良くなりました。
サドルレザーとオイルドレザーはイタリアのVolpi社、それ以外はAusonia社です。以下の二つがオススメ。
ユナイテッドアローズグリーンレーベル
ユニクロよりは良いものをと思ったら、ユナイテッドアローズグリーンレーベルです。7000円代で比較的お手頃価格。
アンダーソンズ
アンダーソンズ(Anderson’s)はイタリアのパルマに拠点を置くベルト専門メーカーです。メッシュベルトが得意なメーカーです。ゴムのベルトも展開しており、機能性が高くカジュアルながら上品な仕上がり。
K.T.ルイストン
K.T.ルイストンはオールデンの総代理店であるラコタハウスのブランドです。日本製。コードバンのベルトが得意です。